ポッドキャストは企業のブランディングやマーケティングにとても効果的なツールです。この記事では、企業でポッドキャストを始めようと考えている方を対象に、企業ポッドキャストを2000エピソード以上作ってきた株式会社オトバンクのポッドキャスト事業責任者富山が企業ポッドキャストの始め方のノウハウを順番に解説していきます。第6回(最終回)の今回は「運営と改善、確認ポイント」についてです。番組を運営し始めて、実際にどのような数値などをチェックして改善をして行けば良いのかについて掘り下げていきます。シリーズの他の記事もご参考ください①社内での進め方・説得について②誰が誰に何を伝えるのか?コンセプト設計③制作の基礎・下準備④収録ノウハウ、配信のポイント⑤リスナーを広げる方法⑥運営と改善、確認ポイント%3Ciframe%20style%3D%22border-radius%3A12px%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fopen.spotify.com%2Fembed%2Fepisode%2F16TvhtJFAI7cVdt0C9ogYi%3Futm_source%3Dgenerator%22%20width%3D%22100%25%22%20height%3D%22152%22%20frameborder%3D%220%22%20allowfullscreen%3D%22%22%20allow%3D%22autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20fullscreen%3B%20picture-in-picture%22%20loading%3D%22lazy%22%3E%3C%2Fiframe%3E*この記事はPodcastをもとに制作しています。本ページのテキストと合わせて聞いてもらうことでニュアンス部分などもわかるかと思いますので、ぜひ聞いてみてください。目次■ポッドキャスト運営に必要な分析定性情報と定量情報をうまく取り入れましょうポッドキャストの運営における数値分析です、他のウェブマーケに比べて取れる情報は少ないです。ここまで何度も書いてきたように「友達作り」がポッドキャストの目指すところですので、つながりを数値化するのは大変です。再生数・完了率・コメント数・フォロワー数など、ホスティングシステム等で見れる基本的な指標を見ることができます。しかし、1エピソードの再生数が500~1000以上無いと、ブレが大きく、あまり参考にはなりません。ただし、再生数500未満でも見ておいた方が良いのが以下の指標です。身近な人の反応:身近な人から「聞いているよ」というような反応が増えてきているか。エピソードごとのバランス:ポッドキャストは、番組としてエピソード更新するたびにつながりを深くしていくメディアのため、エピソードによって再生数に大きくばらつきがあるのは問題です。固定ファンを作ることを意識しましょう。番組が成長し、ある程度聞かれてきたら(1エピソード再生数500~1000以上)、以下の指標を確認しましょう。接触時間:管理画面上で、平均再生率が80%以上あると非常に良い番組かと思います。逆に50%を切るとかなり問題があります。呼んできたゲストやそもそものトークテーマに問題があることもありますので、少し普段と異なることを話す場合は特に注意しましょう。コメントなどの反応してくれる人がターゲットかどうか:反応があった人が、当初想定してたターゲットでない場合、番組を軌道修正する必要があります。内容を変えていくか、反応してくれる人に合わせに行くかコンセプトから再検討する必要があります。離脱ポイント:再生率の時系列グラフの中で、ガクッと落ちているポイントがあれば、その部分の調査・改善が必要になります。「今日、この話をします。」と言って、その直後に離脱が多ければ、そのテーマ設定はあまり良くないということになります。フォロワー数と再生数の比例関係:フォローが増えているのに再生数が横ばいの場合も気を付けましょう。タイトルからテーマを判断していることも多いため、タイトルに工夫を入れたり、テーマ選定から考える必要があります。■リスナーとの関係構築ポッドキャスト作りは、コミュニケーションを通した友達作り上記のように数値も重要ですが、ポッドキャストは友達作りのようなものなので、数値だけにとらわれすぎず、以下のような形で定性的な情報を取りに行くことで、率直な感想がめちゃくちゃ改善点に生きてきます。オフラインイベントの開催:小規模な飲み会やミートアップを通じて、リスナーと直接交流する機会を設ける。インタビューの実施:身近なリスナーに10~15分でも良いのでインタビューさせてもらい、番組の良い点や改善点についてフィードバックを求める。自分たちが気づけていないところも見つかることもあります。就職活動の時に自己分析をすることに近い感じで、定性的に数値ではなく言葉で自分がどのように見られているか、どのようになって行きたいかを改善する指標として捉えるようにしましょう。「○○大学を卒業しています」「▲▲の資格を持っています」という事実情報だけでは企業に採用されないのと一緒です。■まとめポッドキャスト運営において、数値分析は重要ですが、それ以上に定性的な情報や直接的なリスナーとの交流が大切です。私たちは、データと人間的なつながりのバランスを取りながら、常に改善を続けていく必要があります。ポッドキャストは単なるコンテンツ配信ではなく、リスナーとの信頼関係を築く手段であり、それが企業のブランディングやマーケティングにも大きく貢献するのです。この考え方を念頭に置きながら、皆さんもぜひポッドキャスト運営に挑戦してみてください。■疑問・質問なんでも募集中!音声を企業のマーケティング活動に取り入れたい方や、企業のブランディングとして音声コンテンツを作りたいと考えている方、質問などがありましたらお気軽にお問合せください。企業ポッドキャスト制作に関する資料ダウンロードはこちらから👇️その他具体的な案件の相談や疑問相談はこちらから👇️